棟板金の役割と劣化症状・修理工事の種類を解説!被害を防ぐために屋根点検で対策!

投稿日:2023年3月31日

台風や強風が多くなる時期になると、被害が多発するのが棟板金です。

棟板金とは屋根の一番高いところに取り付けてある部材のことです。

 

元々屋根は風にあおられるだけでなく、太陽光や風雨にさらされて傷みやすい場所ですから、他のところよりも劣化が早く、状態には注意しておかなければならないところ。

 

被害が出てしまってからでは遅いですから、事前に対策を行って被害を未然に防ぎましょう。

本日は棟板金工事についてお伝えしていきます!

 

【棟板金の役割と劣化症状】

棟板金の役割と劣化症状・修理工事の種類を解説!被害を防ぐために屋根点検で対策!

屋根の一番高いところを「棟」と呼びます。

この「棟」に取り付けられているのが「棟板金」です。

 

棟板金は屋根面の継ぎ目を覆い、雨水や風の侵入を防いでいます。

また、屋根の装飾としての役割も担っています。

 

他の部材と同様に棟板金も年数の経過で劣化してきます。

棟板金が劣化すると以下の症状が現れ、メンテナンスのサインとなります。

 

【棟板金の劣化症状】

・色あせ

・錆の発生

・コーキングの劣化

・雨水の侵入

・下地の腐食

・釘抜け

・棟板金の浮きや歪み、外れ

 

棟板金に不具合が起きてしまうのは「風のあおり」や「熱による膨張・収縮」などが考えられます。

 

棟板金は屋根の中で被害も多い場所ですから、状態には注意しておかなければなりません。

 

劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」もご参考にしてください。

 

【被害が出てしまってからでは遅い理由。棟板金工事の必要性】

棟板金の役割と劣化症状・修理工事の種類を解説!被害を防ぐために屋根点検で対策!

8〜9月の台風が多く発生する時期になると、棟板金の被害が多発します。

棟板金は貫板という下地に釘を効かせて固定してあります。

 

しかし、経年による劣化で強度が低下し、風のあおりによって棟板金が飛ばされてしまうのです。

棟板金が大きな部材ですから、もし飛ばされてしまったら近隣の建物や車にぶつかり、傷つけてしまいます。

 

また、人にぶつかってしまったら大変な事故になってしまいますので、被害を出さないことが大切です。

 

【棟板金工事の種類】

棟板金の役割と劣化症状・修理工事の種類を解説!被害を防ぐために屋根点検で対策!

棟板金の工事は「釘打ち」「コーキング工事」「塗装工事」「部分交換・全交換」があります。

以下に各工事についてご説明いたします。

 

【棟板金の釘打ち】

前述しましたが、棟板金は貫板に釘を効かせて固定しています。

釘は棟板金の熱膨張・収縮が原因してだんだん抜けていきます。

 

釘が緩めば、その分だけ固定強度が落ちてしまい、風のあおりを受けやすくなります。

釘が抜けていたり、抜けかけている場合は、再度打ち込みして固定してあげる必要があります。

 

釘の再打ち込みで注意したいのが、下地の状態です。

下地の状態が悪ければ、いくら釘を打ち込んでも下地に効いてくれませんので、意味がありません。このような場合は、棟板金の交換が必要になります。

 

【棟板金のコーキング工事】

棟板金は複数の棟板金を接合して取り付けてあります。

接合部には水の侵入を防ぐためにコーキングが打ってあります。

 

コーキングは樹脂を原料とする充填材でして、太陽光により経年劣化してきます。

ひび割れや剥がれ、高質化などの劣化症状が現れ、水の侵入を防ぐことができなくなるため定期的にメンテナンスが必要です。

 

コーキングの耐用年数は5〜10年ほどです。

劣化症状が発生している場合は、新しく打ち替えましょう。

 

コーキングについてはこちらの「オートンイクシード」もご覧ください。

 

【棟板金の塗装】

棟板金は「トタン」と「ガルバリウム鋼板」があります。

トタンの場合は、定期的に塗装しないと錆が発生してしまいます。

 

錆は金属自体を朽ちさせてしまい、水の侵入だけでなく、棟板金が飛散する恐れがありますから、定期的に塗装を行い、錆が発生しないようにしましょう。

 

現在は錆が発生しにくいガルバリウム鋼板の棟板金が主流です。

もし、棟板金がトタン製でしたら、今後のメンテナンスのことを考えてガルバリウム鋼板の棟板金に交換することをおすすめします。

 

【棟板金の部分交換・全交換】

棟板金の劣化が激しい場合や歪み、外れ、下地の腐食などの症状が発生している場合は、棟板金を交換する必要があります。

 

棟板金の交換は「部分交換」と「全交換」があります。

「部分交換」で行う場合は、既存棟板金と新規棟板金とで色が変わり、見栄えが違ってきてしまいますのでご注意ください。

 

また、棟板金を交換する際は、下地にもこだわってみることをおすすめします。

下地には木材の「貫板」と「防腐処理した貫板」があり、木材以外に腐食の心配がない「樹脂製の下地」もあります。

 

今後のメンテナンスを考慮すると「樹脂製の下地」は腐食心配がありませんのでおすすめです。

 

【少しでも気になるところがあれば屋根点検を実施しましょう!】

棟板金の役割と劣化症状・修理工事の種類を解説!被害を防ぐために屋根点検で対策!

ここまで棟板金工事についてお伝えしてきました。

棟板金は風のあおりを受けやすく、飛散してしまう被害が多発しています。とくに8〜9月は台風が多くなる時期ですから、棟板金の被害にはご注意ください。

 

被害を防ぐために定期的に屋根点検の実施をおすすめします。

 

定期的に屋根点検することで、問題を早期に発見し、被害を未然に防ぐことができます。

被害が出てしまってからでは遅いですから、適切なタイミングでメンテナンスができるように屋根点検の実施をご検討ください。

 

亜久里工業は無料で建物診断を行っております。お住まいのことで気になることやわからないことがございましたらご相談にのりますので、お気軽にお声がけください!

 

無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

 

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