ベランダや屋上における防水の劣化症状!防水工事の種類や特徴について解説

投稿日:2022年11月30日

「ベランダが最近パリパリに剥がれてきた」

「ベランダの防水って、どんなふうな症状が出てきたら必要なの?目安は?」

「防水工事って、どれを選べばいいんだろう」

 

ベランダは、洗濯物を干したり取り込んだりと、なにかと出入りの多い場所。

劣化しているような気はしているが、どう対処してよいか分からず、見て見ぬふりをしている方は多いようです。

 

そこで今回は、ベランダや屋上について

・防水における劣化症状

・防水工事の種類や特徴

について解説します。

 

防水の劣化は早期発見、早期メンテナンスがとても重要です。

この記事を参考にぜひ状態を確認してみてくださいね。

 

 

屋上・ベランダ・バルコニーにおける劣化の症状

どんなに防水加工を行っても、経年劣化は防ぐことはできません。

ここでは、具体的な劣化の症状についてまとめています。

 

もし

・前回のメンテナンスから8~12年程度経過している

・あてはまる症状がある

のであれば、まずは専門業者に点検を依頼することがオススメです。

 

当社では、防水についても無料で診断を行っております。

屋根や外壁もあわせて診断ができますので、ぜひお気軽にご利用ください。

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【ケース1】ひび割れ

防水の上に塗布されているトップコートは、紫外線や雨により、ひび割れてくるものです

もし、防水層にまでダメージが広がると、建物内部に雨水が侵入する事態にもなりかねません。

防水層を保護する役割となるトップコートは、定期的に塗り替えを行うようにしましょう。

 

なお、防水層に亀裂がはいるもう一つの代表的な原因は、地震の影響です。

防水層まで亀裂が進行した場合、防水層自体も工事が必要となります。

地震が発生し十分に落ち着いた後は、ベランダや屋上の状態をチェックしておくようにしましょう。

 

【ケース2】はがれや膨れ

はがれやふくれの原因としては、以下の2つが一般的です。

・経年劣化したトップコートの剥がれ

・雨水が侵入したことによる防水層の剥がれ・膨れ

なお、防水工事を行ったにもかかわらず、すぐに剥がれや膨れが出てきた場合は、水分を含んだまま工事を行ったことによる施工不良が考えられます。

 

【ケース3】水たまり・雨漏り

植物が繁殖したり、物を置きすぎていたりすると、水たまりが発生する場合があります。

また、ドレンからの漏水や、排水溝のつまりなどが原因となることも。

水たまりを放置すると、劣化や雨漏りの原因につながります

雨漏りで、建物の寿命を縮めてしまうことのないよう、早急に対策を行いましょう。

 

【ケース4】色あせ

トップコートが劣化すると、色あせが生じてくるようになります。

色あせが確認できた段階で、トップコートの塗り替えを行うようにすると、防水機能を維持することができます。

 

 

塗膜防水工事の種類にはどんなものがある!?

ここでは

・ベランダなどの防水工事の種類

・それぞれの特徴

について紹介していきます。

 

防水工事については以下のページでも詳しく解説しています。

ぜひ、あわせてご覧ください。

防水工事について詳しくはコチラ

 

 

ウレタン防水

ウレタン防水とは、液体のウレタン樹脂を現場で塗りつけた後、化学反応によって固まらせ、ゴム状で男性のある防水塗膜をつくる工法です。

防水工事を行ったあとには、仕上げにトップコートを塗布していきます。

現場で仕上げる工法なので、複雑な形状でも施工可能。

継ぎ目のない完全な防水塗膜をつくりあげることができます。

 

ウレタン防水は、ビル・マンションの屋上や廊下などの共用部に使われることが多く、防水工事の中でも国内のシェアの半数を占めている代表的な工法です

ウレタン防水の一般的な耐用年数は8年~12年。

亜久里工業では、3,500~5,600円/㎡でウレタン防水工事を行っています。

 

【ウレタン防水のメリット】

・工事費用が安い

複雑な形状や段差、狭い場所など、工事に融通が利きやすい

・軽く、建物にかかる負担が少ない

・継ぎ目のない完全な防水塗膜となる

トップコートの色を選べる

 

【ウレタン防水のデメリット】

・工期が長い

・難易度が高く、職人の腕によって仕上がりに差が出る

・トップコートが必要

 

 

なお、ウレタン防水には、以下のような工法があります。

 

【密着工法】

密着工法とは、ウレタン樹脂の上に補強布を張り付け、さらにウレタン樹脂を塗りつけながら、防水層をつくっていく工法です。

短い工期で済むため、費用を安く済ませることができます。

しかし密着工法は、下地の影響をうけやすいことがデメリット。

下地の劣化が軽度な場合にのみに適用することのできる防水工法です。

 

【通気緩衝工法】

通気緩衝工法とは、通気性のあるシートを張り付け、その上にウレタン防水を行う工法です

膨れの原因となる水分を脱気装置で外部に逃がすことができるため、品質もとても安定しています。

また、密着工法と異なり、防水層と下地が密着していないため、下地の状態を選ばず防水工事を行うことが可能です。

 

 

FRP防水

FRP防水とは、ポリエステル樹脂の上にガラス繊維のマットを敷き、再度ポリエステル樹脂を合浸させて硬化させた後、さらにポリエステル樹脂を塗布して防水層してつくり上げる工法です。

FRP防水はとても人気で、現在の新築戸建てのベランダ塗装の大半をしめています。

他の防水材とは比べ物にならないほど硬く、耐衝撃性・耐摩耗性に優れているため、ベランダ・屋上の防水にもとても向いている工法です。

 

一般的に、FRP防水の耐用年数は12年~20年。

亜久里工業でFRP防水を行う場合は、7,700円/㎡が目安となります。

 

 

【FRP防水のメリット】

・防水性が高い

・耐衝撃性・耐摩耗性に優れる

・強度が高い

・速乾性で比較的工期が短い

 

【デメリット】

・費用が高い

・独特の臭いが出る

・施工条件が気候に左右される

・FRP防水に向いていない建物がある

 

 

まとめ

ベランダは、紫外線や雨風に直接さらされているため、日々劣化しています。

定期的なメンテナンスは必要不可欠!

防水層を痛めて大きな工事が必要とならないためにも、8~12年に一度は点検を行うようにしましょう。

 

当社は、外壁や屋根塗装だけではなく、防水工事も得意とする会社です。

ぜひ、お気軽にご相談くださいね。

 

お問合せはコチラから

 

 

 

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