屋上・陸屋根の防水工事とは?防水工事の種類と特徴について

投稿日:2025年12月12日

みなさんこんにちは!
厚木市の塗装・防水工事専門店 亜久里工業です。

今回は防水工事についてお話しさせていただきます!
屋根は日々過酷な環境にさらされ、どこよりも劣化が進みやすい場所です。
気づかないうちに劣化が進んでいた……なんてこともよくお聞きします。

ただ劣化しただけ……ならいいのですが、屋根だと雨漏りする心配があります。
手遅れになってしまうと大変ですから、定期的に点検を実施して状態に応じて対処しましょう。

本記事では、屋上・陸屋根の防水工事の種類と特徴をご紹介します!

屋上・陸屋根の防水工事とは?

屋上・陸屋根の防水工事とは?防水工事の種類について

屋根の形状にはいろんな種類があります。
切妻屋根、寄棟屋根、入母屋屋根、陸屋根が代表的な屋根形状。

ビルやマンションなど最長部が真っ平らになっている形状は陸屋根といいます。
近年では住宅にも陸屋根が採用されています。

一般的に屋上と呼ばれており、厳密には区別されていますが、屋上も陸屋根もほぼ勾配(傾斜)がない構造です。
※こちらの記事では屋上で統一いたします。

屋上・陸屋根の防水工事とは?防水工事の種類について

屋上のように雨にさらされるところは水が浸透しないように防水が施されています
屋根も同じように雨に濡れる場所です。

しかし、あちらはルーフィング(防水シート)と屋根材、屋根板金などで水の侵入を防いでいます。
また、傾斜をつけることで水はけをよくしています。

屋上の場合はほぼ勾配がありませんから、水はけが悪くて水たまりができます
当然そのままでは建物内部に水が侵入してきて雨漏りが起こるため、それを防ぐために行うのが防水工事です。

どうして防水工事が必要?

屋上・陸屋根の防水工事とは?防水工事の種類について

屋上に施工されている防水機能がいつまでも持続してくれればいいですが、そうもいきません。
経年劣化で防水機能はしだいに低下していくため、状態を保つために定期的に修繕や防水工事が必要です。
風雨や太陽光の影響を強く受けて劣化を進めやすい場所ですから、症状が悪くならないうちに動き出しましょう。

屋上・陸屋根の防水工事 種類と特徴

一般的に屋上で用いられる防水工法は、ウレタン防水、シート防水、アスファルト防水の3つです。
防水工法には他にもFRP防水がありますが、こちらは硬質でひび割れを起こすため、屋上のような広い場所には適していません。
FRP防水についてはこちらの「FRP防水とは?特徴とメリット・デメリット・メンテナンス時期を解説」をご覧ください。

以下に屋上に用いられる防水工法の特徴をお伝えします。

① ウレタン防水

屋上・陸屋根の防水工事とは?防水工事の種類について

塗膜防水と呼ばれる工法で、ウレタン樹脂を塗布して防水層をつくります。
様々な下地に対応でき、複雑な形状でも施工可能と柔軟性に優れています。

ウレタン工法には「通気緩衝工法」と「密着工法」があります。
屋上のように水分の影響を受けやすい場所は通気緩衝工法を採用するのが理想です。

ウレタン防水の難点は職人の技術力で品質が左右されることです。
塗膜の厚みにムラがあると品質が落ちてしまうため、慎重な業者選びが重要です。

耐用年数は10〜14年程度、ただしトップコートは5年あたりを目安に塗り替えが必要です。

関連記事:ウレタン防水の特徴と工法の種類・メリット・デメリットなどを解説

② シート防水

屋上・陸屋根の防水工事とは?防水工事の種類について

既製品の防水シートを敷いて防水層をつくる工法です。
下地を選ばないこと既製品を使うため品質が安定しているメリットがあります。
現在では厚くて丈夫な塩化ビニール製の防水シートを使うの一般的になっています。

複雑な形状や凹凸の多い場所では継ぎ目が増えてしまい不向きです。
耐用年数は10〜15年程度で、工期はわりと短くてビルやマンションなどの広い面積の屋上に適しています。

③ アスファルト防水

屋上・陸屋根の防水工事とは?防水工事の種類について

アスファルト防水は溶かしたアスファルトや専用シート、アスファルトルーフィングを組み合わせた防水工法です。
古くからマンションやビル、学校などで用いられています。

アスファルト防水には「常温工法」「熱工法」「トーチ工法」の3つの種類があります。
従来からある熱工法は煙や臭いが発生することから、近年では周囲への影響を配慮して他の工法を選ぶようになっています。
また、アスファルト防水は重量があるため、建物への負担が大きい戸建て住宅には一般的に使われません。

耐用年数は15〜25年程度と他の防水工法よりも耐久性が高いメリットがあります。
メンテナンスの頻度を少なくできるため、頻繁に防水工事できない建物に適しています。

まとめ|防水工事なら亜久里工業におまかせください!

屋上・陸屋根の防水工事とは?防水工事の種類について

ここまで屋上・陸屋根の防水工事の種類と特徴についてお話しさせていただきました。
防水工事は大切な建物を長くご使用いただくために大事なメンテナンスです。

雨漏りへと被害を大きくさせてしまうと建物の寿命はグッと縮まってしまいます。
防水工事は雨漏りに密接に関わるメンテナンスです。

耐用年数の超過やひび割れ、防水シートの浮きなど劣化症状が見られましたら防水のメンテナンスをお考えください。
劣化したままになるよりは早くにご検討していただくに越したことはありません。

亜久里工業では建物診断や見積もりを無料で行っております。
防水工事にも対応しておりますので、なにかお困りごとがありましたらお気軽にご相談ください。

無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

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