軒天井とは?役割や素材の種類・メンテナンス方法を解説
投稿日:2024年8月27日
外壁塗装は大切なお住まいを守るために大事なメンテナンスです。
当然ながら外壁だけ塗装しても意味がありません。
建物には外壁以外にも破風板や雨樋、軒天井、水切り、霧よけなどたくさんの部材があります。
これらの部材を付帯部と呼んでいます。
付帯部も定期的に塗装しないと損傷してしまうものがあります。
本記事では、付帯部の一つである軒天井の塗装について解説いたします。
軒天井とは?役割や使用される素材
軒天井は外壁から張り出す屋根の天井部分のことです。
軒裏、上げ裏とも呼ばれており、奥行きを軒の出といいます。
現在の住宅は敷地めいっぱいに建てられているためか軒の出が小さくなっています。
軒が小さくなるとモダンでスタイリッシュですが、その分だけ雨にさらされ、外壁が汚れやすくなってしまいます。
軒天井の役割
軒天井はこのような役割があります。
【軒天井の役割】
・日差しよけ
・延焼防止
・美観性の向上
・雨による劣化防止
・屋根裏の換気
日差しや雨の影響は、軒の出が深く関係しています。
前述したように軒の出が小さくなると日差しや雨にさらされやすくなります。
それに代わって、軒の出を大きくすると日差しや雨を遮ることができるため、外壁材の劣化を防ぐことができます。
ただし、建築基準法では軒の出が1mを超える場合、その超えた分は建築面積に算入するというデメリットもあります。
軒天井の素材
軒天井はこのような素材があります。
【軒天井の素材】
・木質系(合板、化粧合板)
・不燃材(ケイカル板・フレキシブルボード)
・金属系(ガルバリウム鋼板・アルミスパン)
昔から用いられているのが木質系です。
木質系には合板やその合板の表面にプリントや突板などの表面加工した化粧合板があります。
木質系は安価ですが、水に弱いため定期的に塗装で保護する必要があります。
現在では不燃材を用いるのが一般的になりました。
とくにケイカル板は多く普及しています。
フレキシブルボードとは、セメントと補強繊維を原料とする不燃性の板材です。
ケイカル板もフレキシブルボードも耐火性に優れる特徴があります。
金属系は軽量性や耐火性に優れています。
価格は高めに設定されていますが、ガルバリウム鋼板やアルミなら錆びにくい素材なので、メンテナンス回数を少なくできます。
既存軒天井を覆うように施工する板金巻き(カバー工法)は、腐食を防ぎ、現在の軒天井の耐久性を高めることができます。
軒天井は思っているよりも傷みやすい?
「軒天井は直接雨に当たらないし、傷みにくい」
ほとんどの方は、そうイメージされるのではないでしょうか?
ですが、軒天井がある環境はそう軽視できるものではありません。
実はみなさんが思っているよりも軒天井は傷みやすい環境にさらされています。
その理由の一つが小屋裏です。
小屋裏は熱や湿気がこもり、それが軒天井に伝わってきます。
湿気は軒天井を傷める原因です。
また、自然に目に入らないところにあるというのも注意しなければなりません。
普段から視界にあるところなら、ちょっとした変化にも気がつきますが、軒天井は高いところにあるため、意識的に見ないといけません。
気がついた時には、軒天井が剥がれていたり、穴が開いていたりすることがありますので、普段から状態を見ておくことが大切です。
軒天井を長持ちさせるには?
このように軒天井は湿気に触れやすく、意外と傷みやすい環境にさらされています。
それではどうすれば軒天井を長持ちさせることができるかというと、それは「塗装」が有効です。
塗装は美観性を保つだけでなく、雨や太陽の紫外線など外からの劣化要因から保護します。
大切なお住まいを守る大事なメンテナンスなので、外壁塗装と合わせて軒天井の塗装も行っていただきたいです。
軒天井にこんな劣化症状があったら要注意!
軒天井の状態を保つには塗装が有効です。
外壁塗装とご一緒に行っていただくことをおすすめしますが、劣化症状の中には早めに塗装などのメンテナンスに動き出すことも想定しておきましょう。
【軒天井の劣化症状】
・色褪せ
・汚れやコケの付着
・剥がれ、穴が開いている
・水シミがある
上記の劣化症状の中で「剥がれ」「穴が開いている」「水シミがある」の3つは注意しておきましょう。
軒天井が剥がれていたり、穴が開いていたりすると獣や虫が侵入して大きな被害を与えます。
糞尿による天井材の腐食や異臭、配線を噛み切り漏電や停電を引き起こすなどの厄介なトラブルを引き起こす危険性があります。
軒天井に水が染みた跡がある場合は、雨漏りを疑いください。
とくにベランダ下でその症状が見られるなら、ベランダで雨漏りしている可能性があります。
早めに動き出すことで被害を最小限に抑えられますので、少しでも疑わしい症状が見られましたら、早めに動き出しましょう。
当社は雨漏り調査や修理工事も承っております。
詳しくはこちらの「雨漏りスピード補修」をご覧ください。
まとめ
建物を維持していく上で軒天井のメンテナンスも欠かせません。
雨に濡れる場所ではありませんが、湿気に触れるところなので傷みがでやすくなっています。
軒天井を長持ちさせるには、定期的に塗装を行なっていくことが有効です。
色褪せや汚れの付着、コケの発生は塗り替えのサインです。自然に目に入る場所にありませんので、塗装のタイミングを見逃してしまわないように、普段から軒天井の状態を確認しておきましょう。
当社は無料で建物診断を行っております。
お住まいの状態が気になっていましたらお気軽にご相談ください。
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“mu”
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