外壁塗装が向いている時期・向いてない時期がある?
投稿日:2022年2月27日 更新日:2022年3月5日
外壁は年月が経つにつれ、塗膜が劣化し汚れが付着、カビや苔の繁殖、塗膜の剥がれといった劣化症状がでてきます。
劣化を放置し続けると、見た目が悪いだけでなくお住まいの寿命を縮める事になってしまいます。
塗装工事によって塗膜を塗り替える事で保護をする必要があるのですが、目安としては約10年に1度が塗装時期です。
その際、外壁塗装には向いている時期・向いていない時期があるのでご紹介します。
【塗装ができない気候条件があります】
まず、塗装が向いているか時期かどうかをご紹介するにあたって、知っておいていただきたいのが「塗装ができない気候条件」です。
この条件に当てはまる場合には、塗装をする事ができません。
その条件と理由は以下の通りです。
①湿度が85%以上である
②気温が5度以下である
夜露や雨が降って湿度が85%以上になった場合や、気温が5度以下になった場合は塗装をする事ができません。
その理由は「塗料が薄くなってしまう為」です。
塗料というのは希釈率が大変重要です。
塗料メーカーが定めている希釈率で塗装しなければ、その塗料が持つ機能(防水性や遮熱性など)を発揮する事はできません。
つまり、せっかく塗装工事をして保護をしても意味がなくなってしまうのです。
また、塗装をした外壁に雨水が当たると模様のようになって汚い仕上がりになります。
更に十分な乾燥がされないまま重ね塗りをしてしまうと塗装工事から2、3年で塗膜が剥がれてしまったり、ひび割れなどの施工不良を起こす恐れがあります。
その為、乾燥しやすく、寒くない時期が塗装に適していると言えます。
ちなみに雨が降っていても高圧洗浄など、できる工程もあります。
【外壁塗装に向いている季節とは】
結論から言うと、外壁塗装に適している季節は春(4、5月頃)と秋(9月、10月頃)です。
塗装をするのに良い条件が揃いやすい時期なので、失敗が少なくなります。
ただ、塗装会社も繁忙期なので予約が取りにくい事や施工金額も高くなる事が考えられますので、絶対に良い時期とは言い切れません。
閑散期は冬(12~3月頃)です。
なお、積雪の多い地方を除き、施工管理がしっかりとしている業者であれば年間を通して施工は可能です。
なぜ春と秋が向いていて冬は不向きかというと、「塗装できない気候条件」にあります。
寒い時や雨が降ってしまうと塗装をする事ができません。
【季節によるメリット・デメリットを解説】
以下に、季節によるメリットとデメリットをご紹介します。
春のメリット:塗装工事に重要な「乾燥」がしやすい季節なので、しっかりとした施工になる。
春のデメリット:優良業者は特に予約が埋まっているので、依頼できない場合がある。
※希望の業者がある場合は、2か月以上前に予約しておくのがオススメです。
梅雨のメリット:梅雨を避ける方が多いので、業者が割引キャンペーンを行っている場合がある。
梅雨のデメリット:雨が多く、工期が延びる事が多い。
夏のメリット:乾燥しやすく、質の良い工事になりやすい。
夏のデメリット:施工中は窓をビニールシートで養生する為、窓が開けられない。エアコンが使えないタイミングもある。
秋のメリット:乾燥しやすく、質の良い工事になりやすい。
秋のデメリット:優良業者は特に予約が埋まっているので、依頼できない場合がある。
※希望の業者がある場合は、2か月以上前に予約しておくのがオススメです。
冬のメリット:冬を避ける方が多いので、業者が割引キャンペーンを行っている場合がある。
冬のデメリット:気温が5度以下になる時間や夜露などで湿ると塗装ができない為、工期が延びたり、1日の施工時間が短くなる。
【使用する塗料ごとの耐用年数】
冒頭で、「塗装工事は約10年に1度」とお伝えしていましたが、平均の年数であり、具体的には使用されている塗料や材質、環境などによって異なります。
塗料ごとの耐用年数は以下の通りです。
アクリル塗料・・・約5~7年
ウレタン塗料・・・約8~10年
シリコン塗料・・・約10~15年
ラジカル制御型塗料・・・約12~15年
フッ素塗料・・・約5~20年
光触媒塗料・・・約15~20年
無機塗料・・・約20~25年
耐用年数は塗料メーカーが発表している年数で、室内で行ったテストの結果です。
実際に建物の外部に塗装すると、雨風や紫外線によって劣化スピードは早まるので、もう少し早く塗り替える必要があります。
【劣化症状が表す塗り替え時期】
「春や秋などの季節」「塗料による耐用年数」を目安にする事も大切ですが、それらを無視しても、発生している劣化症状によっては早急な対処が必要な場合があります。
・雨漏り・・・一刻も早く対処が必要です。放置するとどんどんお住まいが腐食します。
・ひび割れ・・・髪の毛の細さほどのひび割れであれば様子見で問題ありません。
それ以上のひび割れは塗装をご検討ください。
なお、横方向にひび割れが起きている場合は雨水が内部に入り込みやすいので注意が必要です。
・塗膜の膨れや剥離・・・経年劣化により膨れや剥がれが起きている場合は、劣化部分から雨水が侵入する恐れがあります。
・コーキングの硬化や亀裂・・・サイディングボードの継ぎ目などに施されているコーキングは劣化すると硬くなり、亀裂が入ります。
放置すると雨漏りや外壁のひび割れを起こす原因となります。
これらの劣化症状が発生している場合はできるだけ早めに、それ以外にもお住まいの気になる点がありましたら、お気軽に亜久里工業にご相談ください。
ご不明な点がございましたら、誠心誠意、わかりやすくご案内させていただきます。
また、無料現場調査・無料お見積りも行っておりますので、ぜひご利用ください(^^)/
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