モニエル瓦の特徴と塗装を失敗しないポイントについて解説
投稿日:2022年8月10日 更新日:2023年3月2日
「モニエル瓦って何?」
「この屋根って塗り替えが必要なの?」
「そろそろ外壁を塗り替えなければいけないけれど、屋根についてはどうなんだろうか。」
モニエル瓦は、以前人気でよく使われた屋根材ですが、その『モニエル瓦』という聞きなれない名前に、戸惑う方々も多いでしょう。
また、モニエル瓦にどのような特徴や劣化症状があるのか、何に注意すればよいのか全く見当もつかない方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はモニエル瓦の特徴や劣化症状、メンテナンスの目安、塗り替えで失敗しないためのポイントを解説します。
モニエル瓦の塗装についてしっていただき、後悔しないメンテナンスを行ってくださいね。
モニエル瓦の特徴
モニエル瓦とは、もともと「旧:日本モニエル株式会社(ラファージュルーフィング株式会社)」が販売していた瓦の商品名なのですが、そのメーカーがなくなったため、現在は製造されていません。
モニエル瓦は、セメント瓦の一つで、セメントと砂を混ぜて作られた瓦なので、瓦自体に防水性能はなく、塗装が必要。
そのためモニエル瓦の表面は、スラリーと呼ばれる着色剤が塗られており、その上にアクリル樹脂系のクリヤー塗料が塗られています。
モニエル瓦のメリット
・陶器瓦に比べ軽く、耐震性に優れている
・他の屋根材に比べ、断熱性や防音性に優れている
・デザインにバリエーションがある
・施工性がよい
・豪雨や嵐に耐えれる防水性(着色した場合)
モニエル瓦のデメリット
・メンテナンスが必要がある
・瓦自体には防水性がない
・塗装時にスラリー層を取り除く必要がある
モニエル瓦の劣化症状
モニエル瓦の劣化症状には以下のようなものがあります。
もし気づいたときにはぜひ屋根や塗装業者に点検を依頼するとよいでしょう。
退色
モニエル瓦が色あせてくると、表面がくすんで見えるように。
新築当初は綺麗だったはずの色が、紫外線や雨によって着色スラリーが弱ってしまい、色が抜けてしまった状態です。
色あせは劣化の初期段階といえます。
カビや藻の繁殖
カビや藻が繁殖しているということは、モニエル瓦が水分を含み、カビや藻の胞子が付着し根付いた状態。
瓦の防水性がなくなっているサインです。
カビや藻は、瓦内にどんどん根を張っていくので、瓦自体をもろくしてしまいます。
カビや藻が広がると、屋根がひびわれやすくなりますので、見つけたら塗り替えを行いましょう。
ひび割れ
モニエル瓦の主成分はセメントなので、水を吸うと膨張し、乾くと収縮します。
繰り返しおこるその負荷がひび割れの原因の1つ。
また、先述したとおり、カビや藻もひび割れの原因となります。
ひび割れは、新しい瓦と交換あるいはパテによって補修していきます。
劣化が進んだ場合、建物内に雨水が侵入してしまうケースもありますし、広がったひびで瓦が欠落してしまう場合もあります。
ひびを見つけた際は、早急にメンテナンスを行ってください。
モニエル瓦の塗装で注意すること
モニエル瓦の塗装する際、注意すべき3つのポイントがあります。
これらを押さえておかないと、施工不良になったり、追加費用が発生したりしてしまう危険があります。
塗り替えを行う前に、事前にポイントをおさえておくことが大切です。
スラリー層を除去しなければ施工不良の原因に
モニエル瓦は機能性やデザイン性からとても人気がありますが、塗り替えとなると注意が必要です。
モニエル瓦を再塗装する場合、一度スラリー層を綺麗に取り除かなければなりません。
もし、これを怠ってしまうと、塗装が劣化したスラリー層と一緒に剥がれてしまう原因に。
塗り替える際は、高圧洗浄で丁寧にスラリー層を取り除きましょう。
高圧洗浄で取り除けなかったスラリー層についてはケレン作業で落とします。
塗装会社には事前に「高圧洗浄時の写真を撮影して見せてください。」と伝えておくと、ご自身でもきちんと工事がなされたかどうかが確認できるため安心です。
なお、高圧洗浄で除去した際には、汚れた水がかなりでてしまいますので、隣家に飛散しないように注意しましょう。
塗料はモニエル瓦専用のものを選ぶ
全ての塗料がモニエル瓦に使用できるわけではありません。
モニエル瓦を塗り替える際には、モニエル瓦専用の下塗り塗料を使用しましょう。
もし、専用塗料を使用しなかった場合、劣化が早く進むなど、施工不良になってしまうケースも。
念のために、見積の段階で、この塗料がモニエル瓦専用の塗料かどうかを、塗装会社に確認しておきましょう。
10年程度で塗り替える
モニエル瓦は塗装の効果が切れる10年程度で塗り替えるのが理想です。
遅くと15年以内には塗り替えを行いましょう。
モニエル瓦は、廃版となり、製造や販売がない瓦です。
そのため、他の瓦なら、傷んだ部分だけ交換すればいい話も、モニエル瓦ではそれが叶いケースも。
屋根全体を新しく葺き替えることになっては、どうしても費用はかさんでしまいます。
余分な費用をかけないためにも、ぜひ10年前後を目安に塗り替えすることが大切です。
モニエル瓦を葺き替える
劣化が激しい場合は、塗装では対応できないために瓦の葺き替えが必要になる場合も。
葺き替えとなった場合には、モニエル瓦の生産が終了してしまっているため、他の屋根材で行うこととなります。
塗装と違い、屋根の葺き替えには残材の処分費などの費用も必要となります。
モニエル瓦は最近人気のカバー工法はできないところにも注意してください。
まとめ
今回はモニエル瓦について
・特徴
・メリットとデメリット
・劣化症状
・メンテナンス時期の目安
・塗装の際の注意点
について解説しました。
モニエル瓦は、機能が高く、デザイン性も優れた優秀な屋根材です。
長く維持できるように、メンテナンスを適切に行っていきましょう。
モニエル瓦を正しく塗り替えるには
・徹底したスラリー層の除去
・モニエル瓦専用塗材を使うこと
が鍵となります。
モニエル瓦は一般の屋根より注意が必要ですので、知識や施工実績のある塗装業者を選ぶことがオススメです。
弊社は地域密着店で施工実績も豊富です。
ぜひお気軽にお問合せくださいね。
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