ダイノックシートに塗装はできるのか?対応方法を解説!
投稿日:2023年8月31日 更新日:2024年5月28日
塗装というとどんなイメージをもたれますか?
塗装はただ塗料を塗るだけでなく、下地処理や塗装する素材に適応した施工が必要であったりと、実はとても奥深い工事なのです。
そしてお客様から「ダイノックシートは塗装できますか?」とよくご相談をいただくことがあります。
ダイノックシートは玄関やシャッターなどに用いられている建築素材の一つ。
実は塗装工事において、ダイノックシートの扱いは非常に注意しなければなりません。
本日は「ダイノックシートは塗装できるのか?」、この疑問と対応方法について解説いたします。
【ダイノックシートとは?】
現在の印刷技術というのは目を見張るものがありまして、その一つがダイノックシートと言えるでしょう。
ダイノックシートとは、石や木目、ファブリック(布)、カーボン調など様々な高級感・意匠性をもつ化粧フィルムのこと。
粘着剤が着いておりますので、施工面に張るだけと施工が容易です(もちろん美しく仕上げるには高い技術が必要です)。
ダイノックシートの素材は「塩化ビニール」でして、ビニールクロスとよく対比されますが、ダイノックシートの方が素材感がより再現されており、その雰囲気を存分に味わうことができます。
ダイノックシートはテープなどで有名な3M社が販売する建築用材料の一つ。
実は似た製品は他のメーカーからも販売されており、サンゲツ製のリアテック、中川ケミカル製のカッティングシートなどがあります。
【ダイノックシートがよく使用されている箇所】
ダイノックシートは、その質感と色の幅広さが最大の特徴。
木目や石、ファブリックなど室内ドアやキッチンの吊り戸など様々な建具、インテリアを素敵に彩るのはもちろん、メタリックやカーボン調なども揃えており、お住まいだけでなく、車の装飾用にも利用されています。
【ダイノックシートがよく使用されている箇所】
・室内ドアや引き戸
・玄関
・キッチンの吊り戸やキャビネットの扉
・洗面化粧台のキャビネット扉
・下駄箱
・窓枠
・床
・ブレーカー扉
・外構
・車
など
ビニールクロスも内装を彩るものですが、下地を拾いやすいというのと質感ではダイノックシートの方が軍配が上がります。
また、ダイノックシートは平面だけでなく、カーブになっているところにも貼れて、ある程度強度もあるというのがメリットでしょう。
外観にこだわるのなら、クロスよりもダイノックシートの方がより本物に近い空間を演出できます。
【ダイノックシートの上から塗装はできる?】
さて、そこで本題です。
ダイノックシートも年数が経てば破れてきたり、日焼けしてきたりとそれなりに傷んできます。
ダイノックシートを貼り替えるのもいいですが、それなりにコストが掛かります。
もっとコストを抑えて手軽に新しくできないか……
そう考えた時に上がってくるのが「塗装」ではないでしょうか?
塗装は塗る面にしっかり密着していなければすぐに剥がれてしまうため、ちゃんと塗装に適用する素材なのかが大事です。
このようなことから「果たしてダイノックシートは塗装できるのか」という疑問が出てくるでしょう。
まず結論から申しますと、ダイノックシートも塗装可能です。
ただし、適切な下地処理と下塗り剤の選定をしなければ長持ちしないどころか、かえって塗装前よりも見栄えを悪くさせてしまいますのでご注意ください。
それではダイノックシートの塗装について、もう少し具体的なことをご説明していきますね!
【ダイノックシートを塗装する際の注意点】
【ダイノックシートの塗装は施工方法を熟知する業者に依頼する!】
ダイノックシートを塗装する時は、ちゃんと施工方法を熟知している業者であることが、まず重要です。
冒頭でもお伝えしたように、ダイノックシートは塩化ビニールなので、そのまま塗装すると可塑剤が反応してベタつきや硬化不良、剥がれなどを起こしてしまいます。
可塑剤とは素材に柔軟性を与える添加物でして、防水剤で使われるコーキング(シーリング)にも可塑剤が含まれています(コーキングの伸び縮みする性質は可塑剤によるものです)。
適切な方法で塗装しないと経年劣化で傷んだ状態よりも、さらに見栄えを悪くさせてしまうため、塗装する時は正しい方法で塗装されているか、よく見極めなければなりません。
【ダイノックシートの塗装は対応する下塗り剤がポイント】
それでは「ダイノックシートの適切な塗装方法とはなにか」ということですが、それは問題となる可塑剤の反応に対応していることがポイントとなります。
塗料には上塗り剤と下塗り剤がありますが、ダイノックシートの塗装は「どの下塗り剤を採用するか」が重要です。
下塗りについてはこちらの「絶対に知っておきたい!外壁塗装は下塗りが重要!」もご参考にしてください。
下塗り剤の中には可塑剤移行を防ぐものがありまして、これにより可塑剤移行によるベタつきがなくなり、通常どおりに塗装を仕上げることができます。
日本ペイントの「塩ビゾルウレタンプライマー」は塩化ビニール、塩ビ鋼板などに使用できる塗料でして「可塑剤移行を抑制してベタつきにくくなる」「密着性が高い」などの効果を発揮します。
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【ダイノックシートへの塗装経験が豊富な亜久里工業へお任せください!】
いかがでしたか?
ダイノックシートを塗装する時はケレンで下地処理をした後に「塩ビゾルウレタンプライマー」などの可塑剤移行を防ぐ塗料で下塗りすれば施工可能です。
ダイノックシートというと内装のイメージが強いかもしれませんが、玄関やシャッターボックスなどにも用いられており、これらは付帯部に含まれています。
近年では外壁にダイノックシートを張る業者も増えております。
ですから、適切な塗装方法を熟知しているだけでなく、ダイノックシートで仕上げられているものなのか的確に判断できる力もなければなりません。
また、最近ではこれでも塗装できないものも出てきておりますので、塗装が可能かは実際に現地調査を行なって判断する必要があります。
亜久里工業は無料で建物診断を実施しておりますので、ダイノックシートの塗装を考えている方はお気軽にご相談ください。
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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