ウレタン防水の特徴と工法の種類・メリット・デメリットなどを解説

投稿日:2025年6月29日  更新日:2025年6月30日

バルコニーやベランダ、屋上のメンテナンスに欠かせないのが防水工事。
ウレタン防水は水の侵入を防ぐ防水工法の一つです。

ウレタン防水はよく屋上やベランダなどの施工範囲が広い場所に採用されています。
重ね塗りが可能でメンテナンス性にも優れているのが特徴。

建物を長く維持していく上でかならず防水工事を行うことになりますので、ぜひウレタン防水とはどんな特徴があるのかポイントを押さえておきましょう!

ウレタン防水とは?

ウレタン防水の特徴と工法の種類・メリット・デメリットなどを解説

防水工事とは建物内に水が侵入することを防ぐ工事のことです。
ウレタン防水はその防水工事で行われる工法の一つでして、ベランダやバルコニー、屋上、パラペットなど様々なところで施工されています

ウレタン防水は塗料のウレタン樹脂を重ね塗りして防水層を形成します。
塗料で防水層を形成する工法を塗膜防水と呼び、住宅によく採用されるFRP防水もその一つです。

FRP防水についてはこちらの「FRP防水とは?特徴とメリット・デメリット・メンテナンス時期を解説」をご覧ください。

ウレタン樹脂は塗膜が肉厚で伸縮性に優れている特徴があります。
この特徴により屋上のような面積が広いところや複雑な形状でも問題なく施工可能です。

また、既存下地に重ね塗りできることもウレタン防水の強みと言えるでしょう。
耐用年数は10〜14年程度、メンテナンス性に優れ、安価に施工ができるコストパフォーマンの高さも評価の高いポイントです。

塗膜防水はシート防水のような継ぎ目がなく、シームレスな仕上がりで水密性にも信頼がおけます

ウレタン防水の2つの工法

ウレタン防水の特徴と工法の種類・メリット・デメリットなどを解説

【密着工法】工期が短く、手軽に行える

密着工法は下地に直接ウレタン樹脂を塗る工法です。
新築や面積が狭い場所に適しており、ひび割れを抑制するために補強用のメッシュシート(補強クロス)を貼ることもあります。
工期は通気緩衝工法よりも短く4〜7日ほど
ウレタン防水は乾燥に時間がかかるため、ここを見誤ると施工不良を起こすことにご注意ください。
密着工法は工期が短く、費用も安価に抑えることができますが、下地の影響を受けやすい場合は不向きです。
防水層の下で水分が溜まりやすい状況な場合は、通気緩衝工法をご検討ください。

【通気緩衝工法】屋上など面積の広い場所に適している

防水層と下地との間に水分が溜まらないように脱気筒や通気緩衝シート(絶縁シート)などを設置して通気できるようにする工法が通気緩衝工法です。

通気緩衝工法は絶縁工法とも呼ばれています。
下地の影響を受けやすい場所や屋上などの広い面積、築年数が経過している建物に適した工法です。

通気緩衝工法は密着工法よりも工程数が多いため7〜10日ほどと工期が長くなります。
費用も密着工法よりかかりますが、下地から上がってくる水分の影響を抑制し、長く安定した性能を維持できます。

ウレタン防水のメリット・デメリット

メリット デメリット

・費用を抑えて施工できる

・シームレスで水密性に優れている

・追従性が高く、広くて複雑な形状でも施工可能

・職人の技術力で品質が左右される

・乾燥に時間がかかる

ウレタン防水のメリット・デメリットは上記の表の通りです。
メリットは前述と重なるため、デメリットについてお話しさせていただきます。

デメリットとなるのは職人の手によるものなので、技術力で品質が左右されることです。
ウレタン防水は均一に塗膜を塗り重ねる必要があり、かつスムーズに排水できるように勾配をつける技術が求められます。
経験がはっきりと出る工法でもあるため、工事を頼む業者選びは慎重に行いください。

もう一つデメリットとなるのが乾燥時間です。
比較的に乾燥が早いFRP防水に対してウレタン防水は乾燥に時間がかかります

FRP防水は数時間程度で乾燥するため、工期は1〜3日ほどで完了できます。
対してウレタン防水は塗膜が硬化するまで時間がかかり、1日1工程ずつ進めるのが基本です。
雨が降ると作業できませんので工事が長引く可能性があります。

ウレタン防水のメンテナンス方法

ウレタン防水の特徴と工法の種類・メリット・デメリットなどを解説

ベランダや屋上など雨ざらしになるところは土埃や枯れ葉などが溜まりやすく、それが劣化を早める原因にもなります。
定期的にドレンに溜まったゴミは取り除き、汚れたままにならないようにこまめに清掃しましょう。

ウレタン防水自体は紫外線に弱く仕上げに向きません。
そのままだとすぐに傷んでしまうため、紫外線から保護できるようにトップコートが塗られています。
トップコートは5年ほどが塗り替え時期になっており、劣化するとひび割れや膨れなどの症状がでてきます。

防水層が傷んでいなければトップコートを再塗装するだけで維持できますので、適切なタイミングでトップコートの再塗装を行いください。

まとめ|防水工事なら亜久里工業におまかせください!

ウレタン防水の特徴と工法の種類・メリット・デメリットなどを解説

ウレタン防水工事は洗浄時の水飛沫や騒音が一時的にあるものの、比較的に音の少ない工事です。
塗料を使うことから臭いも気になるかもしれませんが、ウレタン塗料に気になる臭いはほとんど発生しません。

まったくの無臭ではありませんので、施工時は窓を閉めていただいておりますが、どうしても気になるという方は水で希釈する水性の防水塗料もあります。

これから防水工事をご計画しており、ウレタン防水や他の工法などが気になっている方は、亜久里工業では無料診断を実施しておりますのでお気軽にご相談ください。
建物の現状を詳しく調査し、お客様のご要望に沿って最適な工事をご提案させていただきます。

無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

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