窯業系サイディングとはどんな外壁材?メンテナンス方法やスケジュールをご紹介
投稿日:2025年3月25日
現在の住宅の外壁材としてよく見られるのが「窯業系サイディング」。ちょっと前まではモルタル外壁が主流でしたが、いまでは窯業系サイディングのメンテナンスも増えました。
当然のことながら、窯業系サイディングもある程度の年数が経ったらメンテナンスが必要です。大切なお住まいを長く大事に維持していくためにはメンテナンスのタイミングが重要です。
そこで本記事では、窯業系サイディングの特徴やメンテナンス方法、メンテナンススケジュールなどを解説いたします!
窯業系サイディングとはどんな外壁材?
窯業系サイディングとはセメント、けい酸質原料、繊維質原料、混和材料などを主原料とする外壁材です。窯業系サイディングについては日本産業規格に規定されており、JISによって定められた性能試験に適合しなければなりません。
1960年代に国内製造が開始され、現在では日本国内のみならず海外でも採用が拡大されています。窯業系サイディングは「耐久性」「耐火性」「耐震性」に優れており、意匠性を施した高級感のあるデザインが豊富にラインナップされています。
窯業系サイディングのメンテナンス方法
いろいろと調べてみると「サイディングはメンテナンスフリー」という言葉が散見されます。ですが、前述したように窯業系サイディングの主原料にセメントが使われていることからわかるように、外壁塗装など定期的なメンテナンスが必要です。
ちなみに耐久性の高いガルバリウム鋼板も基本的に塗装不要ですが、メンテナンスフリーではありませんのでご注意ください。それでは次に窯業系サイディングのメンテナンス方法をご紹介いたします。
① 外壁塗装
窯業系サイディングそのものに防水性はありません。防水性を保っているのは塗装です。定期的な外壁塗装が外壁を健康に保ちます。劣化してくると色褪せやチョーキングなど外観に変化が出てきます。
そのままにすると水が染み込み劣化を早めてしまうため、10年ほどを目安に塗装をご計画ください。メーカーによっては再塗装用の塗料が推奨されています。塗装される前に一度メーカーHPで確認しておくことをおすすめします。
外壁塗装の必要性についてはこちらの「外壁塗装の必要性と放置することの被害」をご覧ください。
② コーキングの打ち替え
窯業系サイディングはお互いの干渉を防ぐために目地を設けてそこにコーキングを充填しています(コーキングのことをシーリングとも呼びます)。コーキングは目地の他にも窓まわりや部材の継ぎ目などにも打設してあります。
10年もするとひび割れや剥がれなどの症状を起こし、水が内部に流れ込みやすくなります。コーキング工事は外壁塗装と一緒によく行われます。
コーキング工事についてはこちらの「外壁塗装の時にコーキング工事は必要?メンテナンスが必要な理由と注意点」をご覧ください。
③ 補修
建物は太陽光(紫外線)、風雨、雪、気温の変化など過酷な条件下にさらされています。ある程度の年数が経っているとクラック(ひび割れ)、外壁材の破損など損傷を受けていることもあるでしょう。
窯業系サイディングのメンテナンスは30年の間で外壁塗装がメインで行うことになりますが、損傷を受けている場合は補修も一緒に行いください。クラックは耐震性の低下につながるため、もし被害を受けている場合はしっかりと直しておきましょう。
④ 重ね張り工事(カバー工法)
窯業系サイディングの劣化が激しい、築20年を超えて内部のメンテナンスも必要などがある場合は、外壁そのものを新しくすることをご検討ください。
重ね貼り工事はカバー工法とも呼ばれており、既存外壁の上に新しい外壁材を張る工法です。張り替え工事とは異なり、解体が最小限に済ますことができ、費用や工期を抑えられます。
⑤ 張り替え工事
上記でお伝えした重ね張り工事と同様に外壁材や内部にある防水紙、下地などのメンテナンスが必要な場合にご検討ください。
張り替え工事は既存外壁をすべて撤去するため、建物への負担をかけずに性能をバージョンアップできます。費用と工期は重ね張り工事よりも負担ありますが、建物が一新されるため長い目で見ると安心できるメンテナンスです。
重ね張り工事や張り替え工事はこちらの「サイディング張り替え」をご覧ください。
窯業系サイディングのメンテナンススケジュール
10年目 | 20年目〜 | 30年目〜 |
・外壁塗装 ・コーキング工事 ・補修工事 |
・外壁塗装 ・状況に応じて重ね張り工事または張り替え工事 ・コーキング工事 ・補修工事 |
・重ね張り工事または張り替え工事 ・コーキング工事 ・補修工事 |
近年の窯業系サイディングはコーティングのグレードが向上したため塗り替えサイクルが延びました。一般的に10年目が外壁塗装1回目のタイミングになりますが、メンテナンススケジュールは外壁材の種類によって異なることにご留意ください。
メンテナンススケジュールはメーカーのHPで公表されている場合もありますので、一度ご確認していただくことをおすすめします。
築20年目以降は外壁内部のことも心配する必要があります。防水紙が傷んでいると雨漏りのリスクを高めてしまうため、外側だけで判断するのではなく、必ず専門業者に状態を見てもらいましょう。
築30年目以降になると外壁材や防水紙の寿命を考えるころです。このあたりから重ね張り工事や張り替え工事をご検討ください。
窯業系サイディングのメンテナンスなら亜久里工業におまかせください!
いかがでしたか?ここまで窯業系サイディングについてお伝えしてきました。定期的なメンテナンスは建物の健康を保ち、寿命を延ばすことにつながります。
日本の戸建て住宅の寿命は30年ほどとされていますが、これもメンテナンスを行うことが前提にあります。10年もすれば建物にいろいろな症状が出てきます。このようなメンテナンスのサインを見逃さないことが、建物の状態を保つ大切なポイントです。
亜久里工業では無料診断を実施しておりますので、建物の状態やメンテナンス時期が気になっていましたらお気軽にご相談ください。お客様の建物について詳しくご説明させていただきます!
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