屋根塗装が必要な理由と塗装が必要な屋根材を解説!
投稿日:2023年6月29日 更新日:2023年6月30日
建物に施す塗装は、美観性の維持と劣化からの保護、機能性を付帯させることが目的です。
一般的に塗装というと外壁に行われるものと思われるかもしれませんが、屋根にも塗装を行います。
すべての屋根に塗装するわけではありませんが、これからも建物を維持していくために必要なメンテナンス工事です。
本日は塗装が必要な屋根について、塗装が必要な理由と役割、塗装時期などをお伝えしていきます。
【塗装が必要な屋根】
屋根塗装は外壁と一緒に行われることが多い工事です。
ですが、すべての屋根に塗装が必要というわけではなく、以下の屋根材だと塗装が必要です。
【塗装が必要な屋根】
・スレート
・セメント瓦
・金属屋根
日本瓦や洋瓦などの粘土瓦は耐久性、耐水性に優れているため、塗装する必要はありません。
また、金属屋根でも耐食性の高いガルバリウム鋼板も頻繁に塗装しなくても大丈夫です。
まったく塗装が不要かというととそうではありませんが、トタンのように経年劣化で錆びやすいものに比べてガルバリウム鋼板の屋根材は、サビが発生しにくく、色褪せも起こりにくいです。
ガルバリウム鋼板の塗装についてはこちらの「ガルバリウム鋼板も塗装が必要?金属屋根の塗装の必要性と時期を解説」をご覧ください。
【屋根塗装が必要な理由】
塗装が必要なのは「スレート」「セメント瓦」「金属屋根」の3つです。
金属屋根は先程でてきたガルバリウム鋼板ではなく、トタンや鋼板などの塗装で保護しないと錆びやすい金属です。
サビは金属自体を脆くさせてしまいます。
長期間放置してしまうと穴が開いてしまいますので、その前に塗装することが大切です。
次に「スレート」と「セメント瓦」です。
これらの屋根材は、原料がセメントでできており、工場で塗装が施されています。
この塗装が防水の役割を担っていますが、それも年数の経過で摩耗してきます。
セメントは吸水性がありますので、塗装が古くなっていると水を吸って屋根材を脆弱化させます。
ひび割れや大きな破損に繋がりますので、こちらも定期的に塗装する必要があります。
【屋根塗装の役割】
それでは塗装の役割について見ていきましょう。
塗装の役割は主に以下の3つがあります。
【塗装の役割】
・美観性を維持するため
・屋根材を保護するため
・機能性を付加するため
これらの役割について具体的にご説明していきます。
【美観を維持するため】
色褪せた屋根、汚れた屋根は建物を古く見せてしまいます。
塗装で外壁がきれいになっても、屋根が古びていれば見栄えも中途半端になってしまうかもしれません。
屋根塗装は建物の美観を維持するために行います。
色を変更できますので、今までとは違う外観にイメージチェンジするのも塗装工事の楽しみの一つです。
また、外壁も一緒に塗装すれば、建物全体をトータルコーディネートでき、大切なお住まいを生まれ変わらせることができます。
屋根と外壁の塗装についてはこちらの「屋根と外壁はセットがお得」もご参考にしてください。
【屋根材を保護するため】
「屋根塗装が必要な理由」でお伝えしたとおり「スレート」「セメント瓦」「金属屋根(トタンや鋼板)」の屋根材は、塗装が摩耗していると更に劣化が進んでしまいます。
屋根材を保護する塗膜またはメッキを劣化させるのは「熱」「紫外線」「水」の3つが要因となっております。
塗膜やメッキが劣化すれば、これらの要因から屋根材を保護できなくなり、大きな代償を与えてしまいます。
塗装は劣化から屋根材を保護する大事な役割があるのです。
【機能性を付加するため】
屋根塗料には様々な機能が付帯されています。
機能には汚れがつきにくい「低汚染性」や熱の吸収を抑える「遮熱性」、コケやカビを抑制する「防カビ性・防藻性」などがあります。
屋根塗装することで、機能性を付帯させ、現状よりも良い状態に改善することができます。
遮熱塗料についてはこちらの「我が家にも効果ある?遮熱塗料の特徴と遮熱効果の出やすい家について」をご覧ください。
【塗替え時期と目安となる劣化症状】
屋根材は経年劣化していくものなので、いずれ塗装が必要です。
大切なのは塗装が必要な時期を見誤らないこと。
一般的に塗装が必要な時期は、新築の場合は10年、塗替えは10〜15年程度となっております。。
2回目の塗装は採用した塗料の性能によりますので、塗装をする際は、その塗料の耐用年数を把握しておきましょう。
塗料についてはこちらの「初めての屋根塗装・外壁塗装~塗料は何がいい?~」をご覧ください。
年数の経過と一緒に目安にしていただきたいのが「劣化症状」です。
屋根が劣化すればいろいろな症状が現れてきます。
屋根は太陽光や風雨にさらされる環境のため、他のところよりも傷みが出やすい傾向にあります。
まだ耐用年数を迎えていないからと安心するのではなく、屋根の状態も見て塗装時期を判断してください。
【屋根の劣化症状】
・色褪せ
・チョーキング
・屋根材のひび割れ
・コケやカビの発生
・汚れの目立ち
・サビの発生
・棟板金の歪み
・屋根材が反っている
屋根塗装をお考えの方はこちらの「工事の流れを知らずに始めてしまうのは大変!屋根塗装の流れと工程内容を解説!」をご覧ください。
【塗装が必要か気になっている方は当社の無料診断をご利用ください!】
建物を維持していくためには、メンテナンスのタイミングを逃さないことが大事です。
もし、建物が傷んでいるのをそのまま見過ごしていたら、状態はどんどんと悪くなってしまうでしょう。
被害が大きいほど工事の規模は大きくなり、多くのお金が必要になります。
塗装工事は足場を組むため、高額工事に入る部類です。
できるだけ工事費用の負担を軽くするためにも、適切なタイミングで塗装を行ってください。
亜久里工業は無料で建物診断を実施しております。
診断後は、お客様に最適な工事プランをご提案させていただきますので、塗装が必要か気になっている方は、是非当社の無料診断をご利用ください!
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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