ALCは塗装とコーキングをご一緒に実施ください!
投稿日:2026年9月29日 更新日:2026年9月30日
ALCは「軽量気泡コンクリート」と呼ばれる、内部に無数の気泡を含んだ軽量パネルで、断熱性や耐火性に優れる一方、水を吸い込みやすいという特性を持っています。
そのため、ALCの外壁のお宅では塗装だけでなく、シーリング(コーキング)のメンテナンスも必要です。ALCは目地の防水性能に頼っている部分が大きく、シーリングが劣化したまま放置すると、雨水が壁内部に浸入し、建物の寿命を縮めてしまう恐れがあります。
本記事では、ALCの特徴とシーリングの役割、劣化のサイン、メンテナンス方法についてわかりやすく解説いたします。
ALCとは?

ALCとは「軽量気泡コンクリート(Autoclaved Lightweight Concrete)」の略称で、内部に無数の気泡を含んだパネル状の外壁材です。軽量でありながら断熱性・耐火性に優れているため、住宅から商業施設、工場まで幅広く採用されています。
ただし、ALCパネル自体は水を吸いやすい性質を持っており、表面の塗膜とパネル同士のつなぎ目にあるシーリング材によって防水性能を保っています。塗膜やシーリングが劣化すると、パネルが水を吸い込み、ひび割れやALCの損傷、最悪は雨漏りや構造体の腐食といった深刻なトラブルにつながる恐れがあります。
シーリングの役割
シーリングとは、ALCパネルとパネルの継ぎ目(目地)、取り合い部、サッシまわりに充填されているゴム状の材料のことで、「コーキング」とも呼ばれます。主な役割は雨水の浸入を防ぐ防水機能と、地震や温度変化による建物のわずかな動きを吸収する緩衝材としての機能です。
ALCは1枚ごとのパネルを組み合わせて壁を構成しているため、このシーリングを打っている部分が弱点になりやすいです。いくら定期的に塗装していても、シーリングが劣化したままでは、建物全体の改善につながらないと言っても大げさではありません。
シーリングの劣化症状
シーリングは紫外線や雨風、気温変化の影響を受けて、年数とともに少しずつ劣化していきます。代表的な症状としては、表面がひび割れる「ひび割れ」、触るとポロポロと崩れる「硬化・破断」、目地とパネルの間に隙間ができる「剥離」などが挙げられます。
これらの症状が見られたら、防水機能がすでに低下しているサインです。放置すると雨水が内部に浸入し、パネルの劣化や雨漏りへと進行してしまうため、早めの点検・補修をおすすめします。
シーリングのメンテナンス方法
シーリングの補修には主に「打ち替え工法」と「増し打ち工法」の2種類があります。建物の状態や既存シーリングの劣化度合いに応じて、適切な工法を選ぶことが大切です。一般的にALCのシーリング工事は、1回目が増し打ち工法、2回目に打ち替え工法を実施する流れになっています。
打ち替え工法
既存の古いシーリング材をすべて撤去し、新しいシーリング材を充填し直す工法です。劣化が進んでいる場合や、確実な防水性能を回復させたい場合に適しており、一般的な外壁リフォームでは最も多く採用されています。
窯業系サイディングは、ALCのように目地に深さがありませんので、基本的に打ち替え工法で実施されます。手間はかかりますが、耐久性の面で安心感の高い工法です。
増し打ち工法
既存のシーリングを撤去せず、その上から新しいシーリング材を重ねて充填する工法です。撤去作業が不要なため工期やコストを抑えられますが、既存シーリングとの密着性や劣化状況によっては効果が十分に発揮されないこともあります。窯業系サイディングでは、水の浸入リスクがあるサッシまわりに実施されます。
ALCは充填する深さを確保しやすいため、1回目は増し打ち工法を実施するのが一般的です。2回目以降は目地が浅くなっているため、打ち替え工法で実施します。ただし、大事なことは必要なシーリング厚を確保できることですので、現場ごとに適切な工法を判断しています。
ALCは塗装とコーキングをご一緒におすすめします!
ALCの外壁は、塗膜とシーリングの両方がそろって初めて防水性能を発揮する構造になっています。塗装だけを行い、劣化したシーリングをそのままにしてしまうと、目地から雨水が浸入し、せっかくの塗装の効果も十分に活かしきれません。逆にシーリングだけを補修しても、塗膜が劣化していれば紫外線や雨水によるダメージは防げません。
そのため、外装リフォームの際にはALCの塗装とシーリングの打ち替え・増し打ちを同時に行うことを強くおすすめしています。足場を一度組むだけで両方の工事を済ませられるため、コスト面でも効率的です。
まとめ|ALCのメンテナンスなら亜久里工業にお任せください!
ALC外壁は気泡を含む特性上、防水性能を塗膜とシーリングの両方に依存しています。シーリングにひび割れや剥離が見られたら、劣化のサインとして早めの対応が必要です。
補修方法には打ち替え工法と増し打ち工法があり、一般的にALCでは、1回目が増し打ち工法、2回目が打ち替え工法を採用しますが、建物ごとに状況が異なるため、状態に応じて適切な工法を見極めることが大切です。塗装とコーキングを同時に行うことで、防水性能を回復させ、足場の有効活用により、コスト面でもメリットがあります。
亜久里工業では建物診断や見積もりを無料で実施しております。お住まいのことで何かお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください!
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